アツマロッカ
アツマロッカとは

アツマロッカは、イベント開催における入場時の課題を解決し、健全なチケット流通を実現するために開発されたWebサービスです。特に、入場時の混雑緩和と不正な転売行為の防止という二つの重要な側面に特化しています。
イベント会場での長い入場列は、参加者の体験を損ね、スムーズな運営を妨げる要因となっていました。「アツマロッカ」は、電子チケットの導入と効率的な認証システムを通じて、入場プロセスを迅速化し、参加者がストレスなくイベントを楽しめる環境を提供します。
また、電子チケットの不正な転売は、イベント主催者や正規のファンにとって深刻な問題となっています。アツマロッカは、転売防止に特化した機能を備えることで、チケットの適正な価格での流通を促し、市場の健全性を守ることに貢献します。これにより、イベント主催者は安心してチケットを販売でき、参加者は公平な価格でチケットを入手することが可能になります。
アツマロッカは、これらの課題解決を通じて、イベントが本来持つ人と人との出会いや体験の場としての価値を最大化することを目指しています。
グリゴラパスについて
当社は、入場時の混雑緩和と不正な転売行為の防止を実現するためグリゴラパスという技術を開発しました(特許審査中)。
グリゴラパスの基本的な仕組みは次のとおりです:
- ディスプレイに2つの二次元バーコードが常に表示されている。
- 2つの二次元バーコードは一定時間(通常は30秒)ごとに交互に新しいものと入れ替わる。
- 有効期限切れが近づくと二次元バーコードが次第に薄く表示される。
イベント来場者は以下の手順で電子チケットを有効化し、イベント会場に入場します。
- 電子チケットを購入した際に使用したスマートフォンを会場に持参する。
- ディスプレイ上に表示されている2つの二次元バーコードのいずれかをスマートフォンのカメラアプリで読み込む。
- 読み取られたURLにスマートフォンのブラウザでアクセスする。
- スマートフォンのブラウザに有効化された電子チケットが表示される。
- スマートフォンの画面を受付係員に見せる。
重要な点は、次の3点です。
- イベント運営側ではなく来場者自身が二次元バーコードをスキャンする。
- イベント運営側は目視で電子チケットを確認する。
- 二次元バーコードは常に入れ替わるため、来場者自身がグリゴラパスの前まで来なければならない。
第1と第2の点は入場時の混雑緩和に関わります。大きなディスプレイを複数台用意しておけば、来場者が二次元バーコードを読み取るところで渋滞は発生しません。イベント運営側は、有効化された電子チケットを目視で確認するだけなので、スムーズに入場処理が進みます。
第3の点は、電子チケットの不正転売防止に関わります。事前に電子チケットの画像のスクリーンショットを偽造して買い手に渡すことができません。
グリゴラパスの不正転売防止策を迂回する手口としては、イベント会場に来て有効化した電子チケットのスクリーンショットを買い手に渡すという方法とスマートフォン自体を買い手に貸与する方法が考えられます。有効化した電子チケットにはイベント固有のアニメーションが表示されるので、スクリーンショットによる転売は簡単に見抜けます。
スマートフォンの貸与による転売は転売ヤーにとってもリスクの高い方法ですが、実際に行われています。これを技術的に防止するのは困難ですが、抜き打ちで本人確認を行うことにより抑止できます。グリゴラパス導入により受付係員の人数を減らせるので、本人確認の頻度を増やすとよいでしょう。
詳しくは、下の動画をご覧ください。